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Visualizzazione dei post da maggio, 2016

SICILIA  シチリア シシリー その3

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4日目。 朝食会場は、徒歩1分くらいの系列ホテル。修道院か教会だった所を、ホテルにしたらしくマリア像やキリスト教にまつわる置物、絵画等が飾られ調度品も質素ながら品良く、女性の細やかな心遣いを感じる所だった。シスターも何人か行き来していて、ちょっとヨーロッパの昔の映画を観ているような感覚。私は浮いているんだろ~な。 チェックアウトを待つ間に、このホテルの主ネコに遊んでもらった。アメリカンショートヘア。無愛想なのに、何故かすり~っと通過して行く。 本日最初の訪問地は、このハードスケジュールに無理やり入れてもらったカルタジローネ。この街も世界遺産の一部。(島ごと世界遺産でも良いと思う!)名物の階段は、142段の1段1段が違った模様のタイルで飾られている。なんとまぁ!凄すぎる!ここのタイルは、白・黄・青・緑の4色でスッキリしている。草木、動物、鳥、人などさまざまな柄がそれぞれカワイイ。今まで、シチリアの色々な焼き物を見てきたが、どれも温かみと愛嬌がある。ちょっとユーモラスでもある。なんだか人懐っこいような感じ笑。お昼は「トラットリアラRuota」今まで海の近くが多かったので海産物のお料理を積極的に頂いてきたが、ここは山間の町。そろそろお肉も食べたい。イタリア語のメニューにお手上げの私は、ビットさんに「豚肉が食べたい」とだけ伝えてお任せした。パスタはトマト味のショートパスタ。これが、この旅の衝撃度№1の美味しさ!!トマトソースにレーズンと松の実が入った甘酸っぱくてなんとも言えない美味しさ。実は、私は日本であまりパスタを食べないので、もしかしたら私だけが知らなかった味なのかしら?素朴だけど食べたことがない。とりあえず、帰国したらレーズンと松の実は即マネしよっと!豚肉はゆでたものにプチトマトの炒めたソースがかかっているんだけれどトマトが甘いっ!お砂糖の甘さではなく、そのものの甘みだからくどくない。これもおいしいぃ。ヤバいぞ!太るぅ~!そんな時にビットさんが「これも食べてみたい?」と言うので、ちょっと頂いてみた。チキンもお肉が骨からホロっと取れるほどに柔らかくて美味しい。 これは、ブイヨンかなぁ?野菜とお肉の出汁がきいている感じ。胃袋が3つは欲しいと真剣に思う。 後日、ビットさんは「チキンじゃないよ。ウサギだよ。」と(汗) 内

SICILIA  シチリア シシリー その2

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3 日目はタオルミーナ→ ノート→ シラクーザのドライブ。 春はこのあたりも野草が花をたくさん咲かせて本当に綺麗。 低い丘一帯がラベンダーで おおわれていたり、タンポポのような黄色い花だったり。 私は春が一番好き。 「Città di Noto」の表示版をすぎるとそこからは映画のセットのように2 階建ての家がまっすぐ並んでいました。 バルコニーはそれぞれ 3 本の石版で支えられているのだが、そこにほどこされる彫刻がその家に よって違う。 船のへさきの女神のような彫刻や獣、渦巻き、または直線的な模様。 時間があったらそれだけ全部写真に収めたいくらい! この日も晴れ男ビットさんのおかげで、レアーレ門も大聖堂も空の青に浮かび上がるように美しい。 この空の透明な青さが外国。 ここで初めてジプシーに会った。セキセイインコを指に乗せた少女が近寄ってくる。 「あら」と目を向けるとビットさんに「ジプシーだから」と注意された。露天商もいくつ かあったし鳥笛売っている人もいた。どれがジプシー?近 寄らないのが正解かな。 お昼は、落ち着いた色調のレストランに入った。レストランはどこも先ずはパンが 籠 に入って出てくる。ビットさん、ウエイターに何か頼んでいる ... 持ってきたのはバルサミコと小皿。そこにオリーブオイルと塩コショウを入れて パンに浸して食べていた。まねしてみた。「おいしー!」 「ワインのつまみね!」食を楽しんでるなぁ~。 私はだいたいパスタでお腹がいっぱいになってしまうので、メインもドルチェも食べない が、この時は「あっさりしたおやつないですかね?」と聞くと、日本の“ういろう”に似 たゼリーのようなスイーツが出てきた。あれ、なんだったんだろ。 あっさりして美味しかったよ。 シ ラクーザは 、 まずギリ シャ劇場から。入り口からチケット売り場までがやたらと離れていて、その間にいわゆる仲見世が軒を連ねている。いずこも同じですね。その揚句、チケット売り場わかんないし! ギリシャ劇場は紀元前 5 世紀に作られた円形劇場(屋外)で、今もイベントが行われている。私達が行ったときも舞台にベニヤ板、客席になにか貼ったりして準備が進められていた。 すごいことじゃない?弥生時代の遺跡で歌うってこと

SICILIA  シチリア シシリー その1

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お客様の日記を借りて、所々アレンジをして、ここに書きます。 2 日目の朝から書きます。 朝、窓の外にはエトナ火山がうっすらと 噴煙をたなびかせ、それが雲に続いている。 裾野に立ち並ぶサンドベージュの壁が朝日にきらめく。左半分は青々とした海。 窓枠は額縁の様。「うわぁ~」いつまで見ていても飽きない。 朝食はホテル最上階。建物から張り出していて天井から窓までがガラスなので、今度はその絵画の中にいるよう。 朝食のメニューはチーズ、ハム、パンが数種類、地元のお菓子カンノーロ、ヨーグルト、フルーツ、卵料理など。チーズとパンは自分の好みの厚さに切って頂く。忘れてはいけない、ブラッドオレンジジュースの初体験。一見トマトジュース、飲んだらオレンジジュース(より美味しい)。「あー、これなのね!」 そして、このあとこれを毎日飲み続けるのです、他のジュースには目もくれずにね。 コーヒーマシーンからカプチーノを入れて持ってくるとビットさんが「それでいいの?OK!」と言い、ウエイターと、なにやら話をしている。ポカンとしていると奥から入れたてのカプチーノを持ってきてくれた。 こちらのほうが当然美味しい、とビットさんを見ると「私を誰だと思っていますか?」とウインク!頼もしい! コーヒーについては、煩いイタリア。確かにどこのホテルに行っても、日本のような保温状態のポットに入った煮詰まったコーヒーは置いていない。 流行に流されない、こだわりのお国柄を感じた。見習わなきゃいけないところがあるね。 この日は、タオルミナ1日目観光。 小さな町なので、重要なところは半日かからずに回れそう。 日本人ガイドの原さんという方に会った。 ビットさんが、会いたいと連絡したら車で来て下さった。(これがね、ドイツ人が運転するレンタカーに擦られちょっと時間を取られた。ドイツ人って本当にドイツ人!)原さんに、異国で生活する女性の強さを垣間見た。 気を取り直して、山の中腹のテラスでお茶。 ここのオリジナルでアーモンドのワインを買った。初めてのお買い物 ♪ 「ガイドの悲しい性でね、頼まれなくても観光名所をしゃべっちゃうのよ~」と笑いながら、原さんは色々説明してくれた。   『紀元前 350 年、ここに建立』とラテン語で掘られた石板が出てきたらそれを壁に貼り付けてしまうシチリア